BIND9.8設定

BIND9.8以降の導入に悩みつつも、終わったらさらに初心者の方にハードルが高いのが各種設定ファイルじゃないでしょうか?

ここでは、内向けとよばれるたとえば社内やご自身の環境のみで通用する設定については触れずに、外向けと呼ばれるムームードメインやお名前.comなどで取得した独自ドメインやサブドメインを利用する前提で説明していきます。

※ドメインネームサーバとして利用する場合IPアドレスそのものでじゃなく、ドメイン名を利用しますのでムームードメインやお名前.comなどで独自ドメインを取得済であることが前提です。

以降は全てrootユーザにて実行してください。
※puttyなどでssh接続をしたコマンドプロンプト(CUI)での作業になります。

viエディタコマンドについては簡易コマンド一覧を作成しましたのでご参照ください。

共通設定

BIND起動時における動作を共通設定(named.conf)をはじめに定義します。
各種説明をみるとnamed.confのファイルを移動後編集といった表記も多いのですが気にせず下記コマンドで編集していきます。
と言っても、簡単に設定できるようにひな形を用意してありますのでnamed.confリンクの内容を基本はコピ&ペーストで問題ありません。

コマンド vi /var/named/chroot/etc/named.conf

named.confリンク

ゾーン設定

BINDの共通設定が終了したら下記コマンドで作業ディレクトリを移動しゾーンファイルの編集をしていきます。

ディレクトリ移動

コマンド cd /var/named/chroot/var/named/

ドメイン単位のゾーンファイル置き場作成

コマンド mkdir wan

ゾーンファイルの編集
※named.confの最終行手前でinculudeされているファイルexternal.zoneを新規作成します。

コマンド vi external.zone

viエディタが開いたら下記内容で追加したい独自ドメインおよび、サブドメインを追加していきます。
※サンプルをリンクしておきますので、日本語部分を利用したいドメイン名に変更してください。

external.zoneサンプル

ドメイン単位ゾーンファイル編集
wanディレクトリ以下にexternal.zoneで指定した

file “wan/ドメイン名.wan”;

部分のファイル名称で各ファイルを作成していきます。

コマンド vi “wan/ドメイン名.wan”にて指定したファイル名称

以下に例として下記の内容でひな形ファイルをリンクしておきますので適宜変更してコピーして貼り付けてください
※セカンダリのDNSサーバは設定していません(理由はドメイン登録をお読みください)
尚、ドメイン名の最後にはかならずドットをつけてください。

ドメイン名 :exmple.com
DNSサーバ :ns1.dns.info
契約したさくらVPSのIPアドレス :133.XXX.XXX.XXX 

wanサンプル

全て設定が完了したらBINDの起動します。

コマンド /etc/rc.d/init.d/named start

起動中であれば

コマンド /etc/rc.d/init.d/named stop

にて停止させてから起動するか

コマンド /etc/rc.d/init.d/named restart

で再起動することができます。

以降は、利用したいドメインやサブドメインが増えるごとに、zoneファイルの編集とwanファイルの作成手順の繰り返しです。

BIND起動後の設定確認(正引きの名前解決)

BINDの起動が終了すると、DNSサーバとしての利用が可能になっています。
この時に設定したzoneファイルとwanファイルが正しく設定できているか下記コマンドで確認をします。

コマンド dig 設定したドメイン名.
※最期にかならずドットをつけてください。

コマンドを実行すると正しく設定されている場合には;; ANSWER SECTION:に
ドメイン名→IPアドレスが表示されます。

さくらVPSでの逆引き解決

BINDで独自DNSサーバをたてた場合においてIPアドレスからドメイン名の検索ができるように通常では逆引き設定を行うのですが、さくらVPSの場合、うまく動作しないことが多いので設定しません。

※理由:すでに逆引きアドレスとして契約時のドメイン名が設定されています。







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